カガコルヴェヤ（2016年生、母ザフラッツ）

カガコルヴェヤ（2016年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母母母名」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時17歳）と交配したザフラッツが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は飛野牧場。2019年の9.28J-PLACE鳥栖オープン賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、香川憲次によって464.4万円で落札された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月30日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

7月28日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月9日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3歳（2019年）

1月14日、中4週で迎えた7戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた8戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

4月6日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ウサギノワルツに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカナデルハに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンの鯱の門特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月23日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳オープンの9.28J-PLACE鳥栖オープン賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスペシャルトゥミーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月9日、中3週で迎えた14戦目は、神帰月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったワンダーボーイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

1月28日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七八（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた18戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた19戦目は、レグルス賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた20戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、季春特選（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた21戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた23戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた24戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた25戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。