マダムリシェス（2011年生、母ワイキューブ）

マダムリシェス（2011年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「豊かな夫人（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時22歳）と交配したワイキューブが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方15戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月2日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったエイシンオルドスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノウォーリアを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3歳（2014年）

4月20日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

8月23日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月23日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。最後は脚色が鈍り18着に終わった。

4歳（2015年）

3月14日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた11戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、花菖蒲特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた12戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、手稲山ミヤマスミレ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、フリオーソ賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた14戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、輝け日高胆振農業特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた15戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、グラスワンダー賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた16戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、雪印種苗BFMP特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた17戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、日商プロパン石油特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた18戦目は、SPAT4プレミアムポイント特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡紀騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた19戦目は、美唄焼き鳥記念特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた20戦目は、JAひだか東いちご特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡紀騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた21戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、美唄産「雪蔵工房」新米特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた22戦目は、八木直也騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた23戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた24戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は八木直也騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5歳（2016年）

1月2日、連闘で迎えた25戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で八木直也騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。