ハピネスママ（1991年生、母ランズスポート）

ハピネスママ（1991年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスアトランテイツク（当時11歳）と交配したランズスポートが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

2月26日、デビュー戦は杉浦宏昭騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着を確保した。

3月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

4月16日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクレセントティアラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマックスイエラを半馬身差し切って初勝利を挙げた。

5月22日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦宏昭騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦宏昭騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

9月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦宏昭騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

4歳（1995年）

4月2日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた14戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（1996年）

1月15日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた16戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた17戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた20戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月26日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のホウザンフレームをハナ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月23日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシークレットローズを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月7日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（8戦2勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（9戦2勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の御宿特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川寛和騎手（10戦2勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は横田雅博騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の晩秋特別（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた31戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は横田雅博騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

6歳（1997年）

1月12日、中3週で迎えた33戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。