フサイチドゥイット（2004年生、母フサイチユーキャン）

フサイチドゥイット（2004年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋やれ！、いけ！。母が成し得なかった重賞制覇を期待して」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時6歳）と交配したフサイチユーキャンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方15戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年のたて座特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

5月19日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は530kg。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

7月7日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

8月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

10月29日、中6週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月27日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったシャシャポアにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のポインセチア特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のショウナンカイザーに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2008年）

1月15日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイカンセンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた13戦目は、中野区特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた14戦目は、こじし座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた15戦目は、たて座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のナスノシェーバーに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5月14日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したバーラプレッタを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた17戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた18戦目は、りゅう座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月6日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、こと座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた20戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。