アウサンガテ（2006年生、母アンデスレディー）

アウサンガテ（2006年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アンデス山脈の高峰、インカ帝国の霊峰」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したアンデスレディーが21歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の一般C17。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

7月5日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、6着に終わった。

8月15日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

9月26日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2010年）

2月28日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月3日、中8週で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスズカミネルバに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月18日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、人間万事塞翁馬!悟愛弓結婚記念（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

7月13日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノブナガに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月9日、中7週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた8戦目は、蛭ヶ野特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。