クリノビックリ（2009年生、母ピンキーブラック）

クリノビックリ（2009年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ビックリ。ビックリする走り」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時8歳）と交配したピンキーブラックが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、石田牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月17日、デビュー戦は難波剛健騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月16日、中8週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

6月30日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた5戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた8戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のインプレーザに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十一十二十三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2十五十六十七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月13日、中5週で迎えた12戦目は、一般C2九十（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月4日、中2週で迎えた13戦目は、祝須山裕之新居購入目指せ35年ローン（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十十一十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

10月11日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた15戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた16戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月20日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた17戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5歳（2014年）

1月1日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上C3六七八（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた20戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、5歳C3（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた22戦目は、あしたば賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3十二十三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3十十一（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3八九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

6月23日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3九十十一（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3十十一十二（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。