ミッキーラブソング（2011年生、母コイウタ）

ミッキーラブソング（2011年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋恋の歌。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したコイウタが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地35戦7勝2着4回。2016年の京都金杯(ハンデG3)で3着に入った他、2016年の阪急杯(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、野田みづきによって6,300万円で落札された。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月23日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月14日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクリノカンパニー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3歳（2014年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

4月5日、中9週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンペペラッツに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のエイシンソルティーに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタイセイララバイをアタマ差振り切って2勝目を獲得した。

7月26日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンマルクイーンをアタマ差だけ差し切って3勝目を収める

12月13日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（7戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルタカシクレノンを半馬身振り切って4勝目を手にした。

4歳（2015年）

1月4日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で小牧太騎手（8戦4勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって17着に敗れた。

3月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた15戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

8月2日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（9戦4勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のネロをハナ差振り切って5勝目をゲットした。

8月23日、中2週で迎えた17戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた18戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（10戦5勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた19戦目は、オパールステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（11戦5勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

12月6日、中7週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（12戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテイエムタイホーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2016年）

1月5日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（13戦5勝）。17頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

2月28日、中7週で迎えた22戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（14戦5勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、最後はサドンストームと並んで4着同着となった。

5月8日、中9週で迎えた23戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したセカンドテーブルを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月29日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のダンツキャンサーに1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

6月26日、中3週で迎えた25戦目は、パラダイスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

10月29日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（15戦5勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（16戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2017年）

1月15日、中5週で迎えた28戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月26日、中5週で迎えた29戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月20日、約6か月の休み明けで迎えた30戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた31戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

12月16日、中9週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のラインスピリットをハナ差振り切って久々に白星を挙げた。

7歳（2018年）

1月28日、中5週で迎えた34戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた35戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。