バンディート（2020年生、母ジョリーザスターズ）

バンディート（2020年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「義賊」。毛色は青鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したジョリーザスターズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。主な勝ち鞍は2023年の地方競馬オータムFES.好評開催中賞(一般C2六)。

経歴

デビュー前

稲垣幸雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月10日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

12月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3歳（2023年）

5月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

9月16日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、小山卓治さん誕生日&40周年おめでとう杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ミルザムに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた5戦目は、地方競馬オータムFES.好評開催中賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレッドカメリアに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のMRO金賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月12日、中7週で迎えた7戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、おりけんと大樹とF君金沢競馬来場記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったフェイマスグローリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた8戦目は、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4歳（2024年）

5月21日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた9戦目は、北陸☆金競応援してます佐藤音央20歳記念（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマルカンレインボーに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月11日、中2週で迎えた10戦目は、ごえもんくんお誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオミワタリに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2025年）

6月21日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

8月3日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた13戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの賢島特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月19日、中7週で迎えた14戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた15戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジーティーエスピに2馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。