フィルムアクトレス（2020年生、母サマリーズ）

フィルムアクトレス（2020年1月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「映画女優」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時16歳）と交配したサマリーズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月4日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3歳（2023年）

1月9日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月29日、中2週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、ベルシャンブルに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月28日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカセノミオを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月16日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田大河騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

11月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、ケイアイアニラに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で角田大河騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4歳（2024年）

2月17日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で角田大河騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で角田大河騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で角田大河騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったカミーロにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフェンダーに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。