スティーロポリス（2020年生、母マザーウェル）

スティーロポリス（2020年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スコットランドの製鉄の中心地だったマザーウェルの異名」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したマザーウェルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月27日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月11日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2023年）

2月18日、中9週で迎えた3戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月18日、中3週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のトラストエムシーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

6月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた6戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

11月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4歳（2024年）

7月6日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの北斗特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

9月29日、中8週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。