ロベルクランツ（2009年生、母アルフェッカ）

ロベルクランツ（2009年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「月桂冠（独）。父名の月と母名の星が属するかんむり座より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時6歳）と交配したアルフェッカが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富菜牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,995万円（9.98万×200口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、トウケイヘイローに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヨシールプリンセスを鬼脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月17日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

3歳（2012年）

2月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月18日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月28日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

4歳（2013年）

3月10日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた7戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

4月28日、中6週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

6月30日、中8週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた10戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

9月17日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したストラスペイにクビ差届かず2着となった。

9月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したエデンロックにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったサングップに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（2014年）

1月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のインステイトに1馬身1/4の差をつけて久々に美酒を浴びた。

2月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。