モンペルデュ（2016年生、母Spanish Post）

モンペルデュ（2016年4月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ピレネー山脈中央部の山」。毛色は鹿毛。種牡馬のCairo Prince（当時5歳）と交配したSpanish Postが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦1勝。2019年の室町ステークス(オープンハンデ)に勝利した他、2019年の端午ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月17日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のモズカプリッチョに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2019年）

1月13日、中7週で迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のゴルヴァに3馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

3月10日、中7週で迎えた3戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

4月28日、中6週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

7月7日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの大府特別（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のデザートストームに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月17日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上3勝クラスのテレQ杯（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヘルディンに1馬身3/4の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月19日、中8週で迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のタテヤマに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

11月4日、中1週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

2019年11月11日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2020年）

2月23日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの大和ステークス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

7月26日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。18着に敗れた。

2020年7月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。