プリンセスジュン（1996年生、母タケノエメラルド）

プリンセスジュン（1996年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時11歳）と交配したタケノエメラルドが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地18戦1勝2着3回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、林孝輝から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって703.5万円で落札された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

6月14日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったテンザンパーロに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

8月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた6戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月5日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3歳（1999年）

1月6日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋明騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

1月23日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋明騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

2月20日、中1週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモシャープを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月28日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、伸びてきたユキノチャンス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月17日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のミュウミュウに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月20日、中8週で迎えた16戦目は、4歳500万下（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は高橋明騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた17戦目は、4歳500万下（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた18戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月5日、中4週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月19日、中1週で迎えた20戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。