オシャベリコパ（2006年生、母マーサズヴィンヤード）

オシャベリコパ（2006年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「おしゃべり＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時21歳）と交配したマーサズヴィンヤードが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方8戦0勝2着2回。2011年の早池峰賞(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、上水牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、小林祥晃によって840万円で落札された。

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月8日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったケイアイガーベラに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず18着に敗れた。

3歳（2009年）

5月17日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月31日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7月12日、中5週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンデーローズを別次元の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月5日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

10月24日、中3週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月15日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

4歳（2010年）

4月19日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

11月28日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた14戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5歳（2011年）

4月30日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた16戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、早池峰賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたリュウノキングダム決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月20日、中1週で迎えた17戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般A一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルアラバンサに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた18戦目は、地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた20戦目は、Jpn3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

12月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、日本一の安代りんどうの郷レース（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月17日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた22戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、奥州市職員奥馬の会会長杯（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6歳（2012年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた23戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、黒石寺蘇民祭レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。