カゼノトビラ（2012年生、母ラフレシアダンサー）

カゼノトビラ（2012年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「風の扉。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のソングオブウインド（当時9歳）と交配したラフレシアダンサーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木明広。戦績は、中央平地19戦1勝2着2回、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、八木常郎から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、福田光博によって105万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月21日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のユメノマイホームをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

7月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（新潟芝1400m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

3歳（2015年）

2月15日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた9戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6月7日、中7週で迎えた10戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ボージェストに3/4馬身交わされて2着となった。

6月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったツクバホシノオーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

4歳（2016年）

1月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3月5日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

6月26日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

11月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた20戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

5歳（2017年）

8月26日、約8か月半の休養明けで迎えた21戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。