スラッガークロス（1990年生、母クロスセルビア）

スラッガークロス（1990年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスカラマンガ（当時8歳）と交配したクロスセルビアが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

梶与四松厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

2月28日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォルスワンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた4戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリメイングラッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（1994年）

3月12日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3月26日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったドラゴンダンサーにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

6月4日、中9週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた8戦目は、菊川正達騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

8月21日、中7週で迎えた9戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた10戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。