マイネルスコープ（2011年生、母コスモジャイロ）

マイネルスコープ（2011年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋視野、視界」。毛色は栗毛。種牡馬のアサクサデンエン（当時12歳）と交配したコスモジャイロが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦4勝2着9回。主な勝ち鞍は2015年の洋野産高級しいたけ賞(一般C1三)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額800万円（8万×100口）で一口馬主が募集された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月29日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

11月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

3歳（2014年）

1月18日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

3月18日、中5週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

4月26日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C1三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月23日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、キングロイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月13日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヤマニンジゼルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた12戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったブライティアスワンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4歳（2015年）

1月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキングロイをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月23日、中9週で迎えた14戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

3月30日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったブライティアスワンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四五（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は木村暁騎手（3戦0勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミナスジェライスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月20日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリバイヴエンブレムに1馬身1/4の差をつけて順当に勝利した。

8月29日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、たいゆう緑花園フェスタ賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は木村暁騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のデルマヨッチャンをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

9月27日、中1週で迎えた20戦目は、八幡平市産業振興株式会社賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダンストゥナイト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中1週で迎えた21戦目は、西和賀カタクリンコちゃん杯（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた22戦目は、洋野産高級しいたけ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のエンジンソウルに2馬身の差をつけて4勝目をマークした。

11月8日、中1週で迎えた23戦目は、いろはす賞（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったハッピーキャリーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた24戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた25戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は木村暁騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリガードリングにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月20日、中1週で迎えた26戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第1戦（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月31日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（9戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

5歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたアーノルドツヨシ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月21日、中9週で迎えた29戦目は、みちのく伝説スタート賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。