クレイモア（2007年生、母ウッディークー）

クレイモア（2007年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スコットランド人が使用した両刃の大剣」。毛色は栗毛。種牡馬のマリエンバード（当時10歳）と交配したウッディークーが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方5戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年のJAしずない万馬券特別(一般B3-1)。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月14日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は560kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

7月11日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

11月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C27（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテーオーケンシンに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2011年）

1月1日、中5週で迎えた5戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、ハッピーサンライズ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンビオシスに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月19日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月27日、中2週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4月30日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6月12日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5歳（2012年）

9月25日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた12戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のプロプエスタに5馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、苫小牧産ホッキ貝特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったコスモスイングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月7日、中3週で迎えた14戦目は、JAしずない万馬券特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサンセベリアを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。