ウイングスオブヒロ（2002年生、母エイブルカグラ）

ウイングスオブヒロ（2002年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ヒロの（家族名より）翼」。毛色は栗毛。種牡馬のパントレセレブル（当時8歳）と交配したエイブルカグラが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、地方11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C1三四。

経歴

デビュー前

曽和直栄厩舎（園田）へ入厩。

3歳（2005年）

5月10日、デビュー戦は小牧毅騎手を鞍上に据えて、3歳F63（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエクラエテルネルに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳F52（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロンリータイガーに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳F42（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧毅騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルタカリーナに約16馬身の大差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月21日、中9週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月16日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた9戦目は、E.プラード騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、逃げるブライティアカームを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

1月15日、中5週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月22日、約7か月半の休養明けで迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

11月19日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、4着に入った。

5歳（2007年）

1月13日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。

3月18日、中8週で迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月13日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、5着に終わった。

7月1日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

6歳（2008年）

7月3日、約12か月半の休み明けで迎えた20戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、夕凪特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したフォージドアモールを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月17日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るピュアーラリーを鮮やかな末脚で半馬身差し切って久方ぶりに勝利を挙げた。

11月5日、中3週で迎えた26戦目は、錦秋特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた27戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、イーバンク銀行IN船橋賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。