ヤマニンカーニバル（1994年生、母ヤマニンプレスト）

ヤマニンカーニバル（1994年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時11歳）と交配したヤマニンプレストが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ヤマニンベン牧場。戦績は、中央平地5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

2月1日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったスガノリアルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアーバンカクテルに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月9日、中2週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエクボを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

4歳（1998年）

10月31日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。