ラベンダーカラー（2008年生、母セシルブルース）

ラベンダーカラー（2008年1月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「薄紫色」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したセシルブルースが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、三協商事によって525万円で落札された。

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月18日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2011年）

1月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びで猛進したが、伸びてきたロンド決め手に屈してハナ差の2着となった。

5月7日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったクォリティシーズンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月28日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のシンコーロマンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月25日、中3週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るミシックトウショウを豪快な末脚で半馬身差し切って2勝目を獲得した。

8月27日、中8週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月16日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の角田浜特別（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

4歳（2012年）

2月19日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

4月28日、中9週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の御池特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

6月23日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月21日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた15戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月1日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月16日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3月24日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈のファイティングスピリットでしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のナムラケイオスをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月20日、中3週で迎えた20戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の米沢特別（福島ダート1150m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた22戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

10月1日、中7週で迎えた23戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、レミニス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた24戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた25戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた26戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

6歳（2014年）

1月24日、中3週で迎えた27戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、初夢賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた28戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、立春賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。