メモリーブレッド（2015年生、母フェバリットソング）

メモリーブレッド（2015年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「記憶＋パン」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時9歳）と交配したフェバリットソングが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）坂本牧場。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上C1二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、KazutakaHosakaによって453.6万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月8日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

3歳（2018年）

1月14日、中3週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

3月3日、中6週で迎えた4戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったカガスターに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた11戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

8月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

11月12日、中8週で迎えた14戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた16戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、2018ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド大井第1（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

4歳（2019年）

1月24日、中3週で迎えた17戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた18戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた19戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1700m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、アンバーマイルにクビ差交わされて2着となった。

3月26日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた21戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオメガレイノワールに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。