ネオヴァラドン（2015年生、母ネオジェイズレーヌ）

ネオヴァラドン（2015年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のネオヴァンドーム（当時8歳）と交配したネオジェイズレーヌが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。主な勝ち鞍は2019年のやまなみ五湖「丹沢湖」杯(一般C2二三四)。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

3月4日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

5月20日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた4戦目は、L.サレス騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ゼネラルジークに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でL.サレス騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフクノブラッサムに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のLeoありがとう!また来てね!（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でL.サレス騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼネラルマッターレに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月8日、中2週で迎えた7戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のサノノスカイに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

10月16日、中7週で迎えた9戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

4歳（2019年）

2月27日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた13戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったフジマサシルバーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月14日、中3週で迎えた15戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のイシイチャンに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月22日、中2週で迎えた17戦目は、嶋さん還暦お祝い&退院お祝い記念（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ピートに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた18戦目は、やまなみ五湖「丹沢湖」杯（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のウインフィロソフィに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月23日、中2週で迎えた19戦目は、カルッツパラスポ・サマーフェスタ開催記念（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中越琉世騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた20戦目は、伊勢原クルリンカップ（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた21戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったルリエフに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のスクルド賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた23戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のフローラ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5歳（2020年）

1月3日、中5週で迎えた24戦目は、宝船特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

2021年4月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。