エリートマデリン（1984年生、母ヨシノマデリン）

Elite Madeleine

1984.04.25

エリートマデリン（1984年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時9歳）と交配したヨシノマデリンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は冨岡 孝治。戦績は、中央平地11戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の稲荷特別(900万下)。

経歴

デビュー前

谷八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

12月6日、デビュー戦は田島良保騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のヤマノボーイに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳400万下の千両賞（阪神芝1600m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3歳（1987年）

1月11日、中2週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた3戦目は、4歳400万下の若竹賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイアモールに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（1988年）

10月8日、約21か月の休養明けで馬体重を前走から36kg戻して迎えた4戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、キョウエイウエルスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月26日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリキマナードに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るハギノアルバトロスを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて4勝目を掴み取った。

5歳（1989年）

1月14日、中4週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るフレッシュアピールを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って5勝目をマークした。

2月12日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上1400万下の橿原ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、逃げるタカライデンを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の鳴門ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田島良保騎手（6戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったノスタルジアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月2日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上1400万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島良保騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。