ブラックタイガー（1998年生、母ビックホルダー）

ブラックタイガー（1998年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時12歳）と交配したビックホルダーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道中川郡池田町、生産者は高橋正三。戦績は、中央平地15戦3勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年のやまゆりステークス(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

12月3日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた2戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のツエルククラウンに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3歳（2001年）

1月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

1月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフィールドサンデーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

2月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田泰誠騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったタガノフォーティにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

3月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田泰誠騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ワンモアバンクオンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月24日、連闘で迎えた9戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田泰誠騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田泰誠騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月4日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキュロドティグレに8馬身の差をつけて2勝目を手にした。

6月2日、中3週で迎えた12戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳900万下のやまゆりステークス（阪神芝2000m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のイケハヤブサに1馬身半の差をつけて優勝

8月12日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦2勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

4歳（2002年）

7月6日、約11か月の休養明けで迎えた15戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

10月30日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、平田貴裕騎手を鞍上に迎えて、ホースレーシング・ワイド7賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。11着に敗れた。