ワンモアスマイル（2022年生、母ワントゥワン）

ワンモアスマイル（2022年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「もう一度笑顔を」。毛色は栗毛。種牡馬のBricks and Mortar（当時8歳）と交配したワントゥワンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2024年の野路菊ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月22日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったモンドデラモーレにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中3週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベストファンタジーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月21日、中8週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

10月12日、中2週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスの紫菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったビップデイジーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗れた。

12月7日、中7週で迎えた5戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのエリカ賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったナグルファルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2025年）

2月16日、中9週で迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた7戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したネーヴェフレスカに半馬身届かず2着に敗北した。

4月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のチャーチルダウンズカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

6月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの青島特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高杉吏麒騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたレディーミコノス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月12日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るミッキースターダムを圧倒的な末脚で半馬身差し切って2勝目を手中に収めた。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの国立特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。