テイエムメデル（1991年生、母ニホンピロエバート）

テイエムメデル（1991年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロングミツク（当時10歳）と交配したニホンピロエバートが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木節哉。戦績は、中央平地17戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月27日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシンメイリボーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スーパーモデルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（1994年）

1月8日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のケイチロルを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下のあずさ賞（阪神芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は塩村克己騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

9月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

12月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は塩村克己騎手（7戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエリモノツバメに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のランドチャンスに3馬身の差をつけて優勝

4歳（1995年）

1月14日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた17戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。