フレンドリーエム（2004年生、母フレンドリーエース）

フレンドリーエム（2004年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋馬主のイニシャル」。毛色は栗毛。種牡馬のオジジアン（当時21歳）と交配したフレンドリーエースが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の種山高原レース(一般C1九)。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月24日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月19日、中2週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアソビゴコロアワーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2009年）

5月6日、約22か月半の休養明けで馬体重を前走から50kg増やして迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた8戦目は、種山高原レース（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドシャトーをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。