クロヒメ（2006年生、母ダイリンズデライト）

クロヒメ（2006年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「クロフネの牝駒なので」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時8歳）と交配したダイリンズデライトが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤正二郎によって892.5万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月15日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月27日、中5週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3歳（2009年）

1月11日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のローブドヴルールを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月21日、約10か月の休み明けで迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

4歳（2010年）

3月7日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

8月29日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。