カミノチドリ（2000年生、母カミノグリーン）

カミノチドリ（2000年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋千鳥」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアマジックマン（当時8歳）と交配したカミノグリーンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤平和実。戦績は、中央平地23戦1勝。主な勝ち鞍は2002年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

9月8日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい17着に敗れた。

9月28日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のスリーロケットに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月13日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて15着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下の秋明菊賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3歳（2003年）

1月25日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦1勝）。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではいいところがなく18着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて18着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた12戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず17着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月31日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（9戦1勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた16戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。

11月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は野元昭嘉騎手（11戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（12戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（13戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4歳（2004年）

1月25日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（14戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

2月7日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（15戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（16戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（17戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。