スプリングコメット（2010年生、母シャドーウィップ）

スプリングコメット（2010年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「春のほうき星。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時16歳）と交配したシャドーウィップが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方8戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の一般C17。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三枝牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって262.5万円で落札された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

8月18日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

9月28日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた3戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月22日、中3週で迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアイアムイシュタルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、年末特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4歳（2014年）

1月9日、中0週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた6戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモヘラクレスに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月24日、中1週で迎えた7戦目は、葉牡丹特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた8戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグラスボンズに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月26日、中1週で迎えた9戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったチュウワワンダーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったシャドウゲームに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。