デリーバード（1987年生、母ヤキンジヨー）

デリーバード（1987年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のトキテンリユウ（当時8歳）と交配したヤキンジヨーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は神島芳仁。戦績は、中央平地9戦0勝、地方23戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年のアラ系4歳B1。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

7月16日、デビュー戦は本間忍騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は400kg。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月20日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月30日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で町田義一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

3歳（1990年）

4月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、渡邉修一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳B2（上山ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月29日、中4週で迎えた11戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳B2（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた12戦目は、三坂博文騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳B2（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳B3（上山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で三坂博文騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったジヨイナークイーンから3馬身差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系4歳B1（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で三坂博文騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた15戦目は、高木正喜騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳B1（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のミツバフアーストに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月19日、中3週で迎えた16戦目は、アラ系4歳A2（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は三坂博文騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系4歳A3（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三坂博文騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系4歳A3（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三坂博文騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったビオンデターボから2馬身半差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系4歳A3（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は高木正喜騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系4歳A3（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は三坂博文騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系4歳A2（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三坂博文騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた22戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳B1（上山ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（1991年）

4月22日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、荒木孝良騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系一般C2ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荒木孝良騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般C2イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は三坂博文騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月30日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、奥下一月騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（中津ダート1300m 雨/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンイチフジから2馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、連闘で迎えた27戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったリツコウハクオーから5馬身差の2着となった。

7月27日、中2週で迎えた28戦目は、高砂哲二騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサガミマンゲツに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月3日、連闘で迎えた29戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は笠田敏勝騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた30戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は高砂哲二騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトプリンセスに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月8日、中2週で迎えた31戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高砂哲二騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は笠田敏勝騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。