ピュアインペリアル（2017年生、母ピュアダイヤモンド）

ピュアインペリアル（2017年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時19歳）と交配したピュアダイヤモンドが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、地方2戦0勝2着1回。2019年の金沢シンデレラカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月16日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミリミリに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、アジュバントに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月17日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワカヅマにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月11日、中3週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のオルキデーアに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月26日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、モリデンリバーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ9（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のモリデンリバーをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月12日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

3歳（2020年）

6月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアマリリス特別（大井ダート1700m 雨/不良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のガーベラ特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったコラゾンデオロに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月30日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1六七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったシャドウカンパニーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月21日、中2週で迎えた15戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、その歓声は、名馬の産声になる。賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

2020年11月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。