ベイビーキャズ（2015年生、母スノーボードロマン）

ベイビーキャズ（2015年4月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「赤ちゃん＋Ｃａｔｓの語尾をｚに変えたもの。仔猫のように俊敏に」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時17歳）と交配したスノーボードロマンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日本中央競馬会日高育成牧場。主な勝ち鞍は2017年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、大塚Ry’sCLUBによって572.4万円で落札された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月17日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のディアバビアナを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

12月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

3歳（2018年）

1月14日、中4週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のごぎょう賞（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

7月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

8月11日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

10月13日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初也騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（2019年）

1月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

5月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、瞬発賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミスターシーバスにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

6月11日、中3週で迎えた10戦目は、光速賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、湘南江の島海の女王杯（川崎ダート900m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、夏だ!アイスだ!横濱アイス工房記念（川崎ダート900m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、プロレス・ヒートアップ「熱クナレ川崎」杯（川崎ダート900m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月3日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、疾走賞（川崎ダート900m 雨/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた16戦目は、川越藩のお蔵米記念（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月17日、中5週で迎えた17戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、幻覚宇宙人メトロン星人杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた18戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、雪椿賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた19戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、雪吊り賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5歳（2020年）

1月10日、中1週で迎えた20戦目は、めいほう杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず3着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた21戦目は、古谷かおり誕生日記念50124（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた22戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた24戦目は、じゅうろくJCBデビット杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた25戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた26戦目は、ファンです★笠松（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

2021年10月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。