パーフェクトダンス（2001年生、母パーフェクトサークル）

パーフェクトダンス（2001年5月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「大きな舞台で華麗に踊ってほしい。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時15歳）と交配したパーフェクトサークルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回。2003年のフェアリーステークス(牝G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額4,500万円（22.5万×200口）で一口馬主が募集された。

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月23日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るピースオブピースを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月21日、中3週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2004年）

1月31日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

6月12日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

7月24日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4歳（2005年）

4月2日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた9戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

6月25日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の田舎館特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

8月21日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

10月23日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミスズブライトに3/4馬身届かず2着となった。

11月13日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大西直宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月24日、中5週で迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、5着に終わった。

5歳（2006年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。