ノブビスケット（2009年生、母ゴールドオアシス）

ノブビスケット（2009年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋洋菓子名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したゴールドオアシスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の一般C3七八。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、前田亘輝によって1,806万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月4日、デビュー戦は高田潤騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/不良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月1日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

4歳（2013年）

7月18日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた4戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた5戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のクリーンチェンジに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5歳（2014年）

1月15日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、一般C3五六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

3月25日、中9週で迎えた7戦目は、一般C3九十十一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は半澤慶実騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカネトシヴェルスを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5月28日、中8週で迎えた8戦目は、一般C3六七八（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で半澤慶実騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、伸びてきたフリートイーグル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月10日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で半澤慶実騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエイコーワンダーに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月15日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた10戦目は、一般C3六七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で半澤慶実騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月4日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、一般C3五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で半澤慶実騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。