エルシノア（2018年生、母カナスヌーマ）

エルシノア（2018年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「物語に出てくる城名。語り継がれる馬になってほしい」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時5歳）と交配したカナスヌーマが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

6月21日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は550kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月19日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3歳（2021年）

2月12日、中6週で迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテンシノココロに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月23日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた7戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトミケンシャイリに詰め切れず、約13馬身差の2着となった。

4月7日、中1週で迎えた9戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた14戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月22日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

4歳（2022年）

1月3日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C3四（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷部駿弥騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったハクアイゴジローに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月16日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷部駿弥騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月8日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた24戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

6月16日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（10戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C3四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（11戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のヤマノタンキーをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

7月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷部駿弥騎手（12戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月18日、中2週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた28戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月8日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（13戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた32戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、中京チャンピオンズCまで9日!（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた33戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、さといも賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた34戦目は、一般B6（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5歳（2023年）

1月3日、中1週で迎えた35戦目は、清楼銘賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた36戦目は、佐々木高子誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた37戦目は、ウマ男と結婚してウマ女爆誕記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた38戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、第一回マロントリス杯（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキタノダロマに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月3日、中1週で迎えた39戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、南陽大橋賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3月17日、中1週で迎えた40戦目は、みんな笑って卒業や（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

デビュー前

桜井今朝利厩舎（愛知）へ入厩。

3月31日、デビュー戦は柿原翔騎手を鞍上に据えて、サヨナラ SLA・リアン記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

4月13日、中3週で迎えた41戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた42戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた43戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた44戦目は、夜空の星を、月を見守る会記念（名古屋ダート920m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。