タヤスエース（1991年生、母アーリアンレディ）

タヤスエース（1991年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスアトランテイツク（当時11歳）と交配したアーリアンレディが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）塚尾牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

6月20日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 小雨/重）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったメローフルーツに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月31日、中3週で迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月19日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビショップリングに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1994年）

6月4日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた5戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のグラジオラス賞（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

7月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したカピトリーノを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

9月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサザンアルプスに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下の秋興特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（9戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（10戦2勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4歳（1995年）

5月13日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（12戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。