フォスキアセラーレ（1998年生、母ブルーサファイア）

フォスキアセラーレ（1998年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時24歳）と交配したブルーサファイアが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木明広。戦績は、中央平地26戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の朝里川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、八木常郎から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

4月15日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

4月28日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

5月12日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月16日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトウショウハートにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、2着のリザルトライプンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた8戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた9戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨイチキナコから2馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4歳（2002年）

4月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。3着に入った。

5月11日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。最後は、2着のレインボーザグレブに半馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月6日、中7週で迎えた13戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月13日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったラモンターニャからアタマ差の2着に惜敗した。

9月8日、中3週で迎えた16戦目は、井西泰政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月28日、中2週で迎えた17戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のシゲルタイクーンを半馬身振り切って雨下の一戦を制した。

5歳（2003年）

5月4日、約7か月半の休養明けで迎えた18戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月10日、連闘で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦1勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって17着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（5戦1勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（6戦1勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

8月30日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた24戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた25戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

6歳（2004年）

5月22日、約7か月半の休養明けで迎えた26戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって17着に終わった。