キャピタルサックス（2021年生、母モンプティクール）

キャピタルサックス（2021年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「資本+楽器名」。毛色は鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時8歳）と交配したモンプティクールが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトフアーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ハシモトファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、草間庸文によって4,620万円で落札された。

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月8日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタガノミストに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったヒルノドゴールにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエートラックスにハナ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のストレングスに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6月30日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したメイショウフウドウにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったソーニーイシューに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（8戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシャンデルナゴルに3馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。