アシュラ（2002年生、母シンコウキヤノン）

アシュラ（2002年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時9歳）と交配したシンコウキヤノンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション静内研究牧場。戦績は、地方22戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2005年の3歳F31。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北大研究牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、北大研究牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、田中英昭によって52.5万円で落札された。

山口浩幸厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2004年）

8月25日、デビュー戦は有馬澄男騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（姫路ダート800m 晴/重）に出走。馬体重は451kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

3歳（2005年）

1月12日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳F43（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

2月2日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳F42（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳F51（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイチノシャトルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳F31（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳F31（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のハイダブリンをアタマ差振り切って制した。

3月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳F11（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

8月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、3歳F33（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサルガワを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

9月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上D2-3（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセンシビリティを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上D3-1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月12日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D2一（園田ダート1230m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上D3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はブラックフリートと並んで2着同着となった。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上D1三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ローレルスパンカーに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月21日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上D3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のベルバラをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2006年）

1月3日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C7二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オズノホットハーツにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したインターフラッシュを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月14日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C4一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた21戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4二（園田ダート1700m 雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。