ゲットアヘッド（2007年生、母イブキサーマディ）

ゲットアヘッド（2007年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「追い越す」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時6歳）と交配したイブキサーマディが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は野村正。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2012年の高湯温泉特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、野村正から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、武田ステーブルによって798万円で落札された。

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月5日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月3日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のように急駛したが、抜け出したミッキーボンボンにアタマ差届かず2着となった。

5月30日、中1週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

7月1日、中4週で迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップドリアン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったユニオンスクエアに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、6着に終わった。

10月30日、中7週で迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

12月4日、中2週で迎えた14戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた15戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイユートルネードに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

1月11日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のラブコマドリーに1馬身3/4の差をつけてファンの期待に応えた。

5歳（2012年）

3月17日、約14か月半の休養明けで迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2200m 雨/重）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセミニョンを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

5月13日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた23戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月19日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。