ケイグンノイッカク（2020年生、母エンゼルジョーカー）

ケイグンノイッカク（2020年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「鶏群の一鶴。多くの中で優れた馬になれるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時19歳）と交配したエンゼルジョーカーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山際智。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山際智から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、野崎宗信によって880万円で落札された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月7日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

9月3日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

12月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた4戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

3歳（2023年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2023年3月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月23日、中3週で迎えた7戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったピラヴロスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったライヴケチャップに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月26日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた13戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた14戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウタクボクに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

4歳（2024年）

3月18日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、谷内貫太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七十八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた19戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、C2十六十七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた20戦目は、アティ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は谷内貫太騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。