トウカイカラー（2007年生、母トウカイユウユウ）

トウカイカラー（2007年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋色」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時14歳）と交配したトウカイユウユウが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者はエスティウィンファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般B2八。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

3月6日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は422kg。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、アドバンスペリーに交わされて3馬身差の2着となった。

4月3日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

7月31日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた7戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトッチンコボに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、五葉山賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したラヴァリーズームを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中2週で迎えた9戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B2八（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジョイチャイルドを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2011年）

2月27日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

4月24日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた12戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。

6月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。