カペルブリュッケ（2022年生、母エリンズロマーネ）

カペルブリュッケ（2022年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スイスのルツェルンにあるヨーロッパ最古の木造橋」。毛色は栗毛。種牡馬のドレフォン（当時9歳）と交配したエリンズロマーネが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

8月24日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた2戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高杉吏麒騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるドンパッショーネを差し切れず、5馬身差の2着となった。

12月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高杉吏麒騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のセルズパワーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2025年）

1月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高杉吏麒騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高杉吏麒騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高杉吏麒騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月19日、中3週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したライフゲートを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のローズマイスターをハナ差振り切って勝利をモノにする

11月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの河北新報杯（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したアレナパラシオにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月29日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの栂尾特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルーペクトライトを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って3勝目を奪取した。