サンキーウエスト（2017年生、母サンマディソン）

サンキーウエスト（2017年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「太陽+アメリカの都市」。毛色は青鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時9歳）と交配したサンマディソンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は株式会社ケイズ。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月7日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2020年）

1月11日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

3月7日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したノヘアを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岩部純二騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったグレートコートに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩部純二騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したレッドカルムにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岩部純二騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクーレクーに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月22日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

9月5日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

4歳（2021年）

2月13日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月13日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩部純二騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月1日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデルマシャンパンに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

5月15日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（11戦2勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月4日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの鶴ヶ城特別（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（12戦2勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月10日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（13戦2勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

11月13日、中4週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5歳（2022年）

1月10日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（14戦2勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（15戦2勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月12日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（16戦2勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月27日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの四日市特別（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（17戦2勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの喜多方特別（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（18戦2勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月25日、中7週で迎えた25戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの渡島特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた26戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月22日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6歳（2023年）

1月25日、中8週で迎えた28戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、初富士賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた29戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、アメジスト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた30戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。