トーセンアスター（2015年生、母タチアナ）

トーセンアスター（2015年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋星（ギリシャ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したタチアナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2019年の一般C1五六。

経歴

デビュー前

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月4日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

9月30日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1000m 小雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた6戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月2日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、2歳C1二（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスレイベルに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

12月24日、中2週で迎えた8戦目は、2歳B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ムゲンノカノウセイにクビ差交わされて2着となった。

3歳（2018年）

2月27日、中8週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったジョワアンジュに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月3日、中4週で迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマラビージャに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中5週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマジョリティーを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月15日、中3週で迎えた12戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の桔梗賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の友好珍獣ピグモン杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた15戦目は、3歳戦の9月9日はポップコーンの日記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のあつぎブリリアントストーリー特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月24日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のゴールドチェスト特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた18戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR川崎第2戦（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したウインタイムリープにクビ差届かず2着となった。

12月20日、中8週で迎えた19戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

4歳（2019年）

1月3日、中1週で迎えた20戦目は、七福神特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた21戦目は、王者の眼差し賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1三四（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4月16日、中6週で迎えた23戦目は、一般C1五六（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた24戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシャイニーエルフをクビ差振り切って制した。

6月20日、中5週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦の東京ラスク杯（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた26戦目は、ラピスラズリ賞（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた27戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、この夏スケールアップ☆ナイトプール開催中（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦のカイヤナイト賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた29戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ふなばしミュージックストリート記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた30戦目は、牝馬限定の一般C1ア（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月11日、中5週で迎えた31戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5歳（2020年）

1月10日、中3週で迎えた32戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、船橋競馬場前飲み喰い処かのえ20周年記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた33戦目は、遊園地ならよみうりランド（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた34戦目は、柿本量平騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月31日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた35戦目は、ハンデ戦の春風ダッシュ（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿本量平騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6歳（2021年）

1月14日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から38kg戻して迎えた36戦目は、馬い!?大寒卵とご飯を食べよう（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿本量平騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。