カザンリク（2007年生、母ビリーヴ）

カザンリク（2007年3月11日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「ブルガリアの地名。バラの谷と呼ばれている」。毛色は鹿毛。種牡馬のKingmambo（当時17歳）と交配したビリーヴが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦0勝、地方9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月7日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず16着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

3歳（2010年）

4月25日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

6月13日、中6週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

7月29日、中6週で迎えた5戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったディアセイレーンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールデンスターをハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったマンノプレミアムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。