ミヤビヤマカゼ（1997年生、母スイフトカムイ）

ミヤビヤマカゼ（1997年6月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時13歳）と交配したスイフトカムイが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）大沢育成牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

3月26日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

4月1日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた3戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた4戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

11月17日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、安楽成秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4歳（2001年）

1月13日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で安楽成秀騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安楽成秀騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安楽成秀騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で安楽成秀騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレーシングマジックを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月4日、約8か月の休み明けで迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグランプリワールドに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。