ワンダーパリス（2002年生、母ナイスパリス）

ワンダーパリス（2002年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したナイスパリスが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）まるとみ冨岡牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方16戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、まるとみ冨岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって472.5万円で落札された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

6月20日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

10月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた4戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

3歳（2005年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

4月16日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

5月30日、中5週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた8戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B6（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B6（金沢ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B6（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた12戦目は、3歳B7（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳B6（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた15戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳B6（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた17戦目は、3歳B7（金沢ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた18戦目は、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は青柳正義騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた19戦目は、3歳B8（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（8戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた20戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（9戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた21戦目は、3歳B9（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（11戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

4歳（2006年）

1月2日、中3週で迎えた23戦目は、一般C4-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（12戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。